今日はお金に関するとても面白い話を紹介します。
それは、アインシュタインが言ったとされる「複利は世界の第8の不思議だ」という言葉です。
この言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、実際にどういう意味か、そしてどうして「複利」がそんなにすごいのかを、わかりやすく説明していきますね。
複利って何?
まず、「複利」について簡単に説明します。
複利というのは、最初に投資したお金(元本)だけでなく、そのお金が生み出した「利息(利益)」にもまた利息がつくという仕組みです。
言い換えると、「お金が増えるだけでなく、その増えたお金にもさらにお金がつく」というものです。
たとえば、あなたが銀行にお金を預けたとします。そのお金に利息がつき、1年後に少し増えたとしましょう。
でも、次の年からはその増えたお金にもまた利息がつくので、さらに増えるんです!これが「複利」です。
複利の力、どれほどすごいの?
アインシュタインは、複利を「世界の第8の不思議」と呼んだと言われています。なぜなら、複利を使うと、時間が経つにつれてお金が急激に増えていくからです。
ここで、実際にS&P500(アメリカの株式市場を代表する指標)の平均年間リターン(約7%)を使った例を見てみましょう。
もしあなたが、10,000円をS&P500のような投資信託で運用した場合、10年間でどれくらい増えるかを計算してみます。
実際の数字で見る複利の力
まず最初の年、あなたは10,000円に7%の利息がつきます(700円)。次の年にはその700円にも利息がつくので、利息が少しずつ大きくなっていきます。これを10年間続けると、あなたの10,000円は19,671円に増えます!
見てください、この増え方!最初は少しずつ増えているように感じますが、時間が経つと利息もどんどん大きくなり、最終的にはほぼ倍近くに増えているんです。
もしあなたが20年間投資を続けた場合、その10,000円は38,697円になり、30年間だとなんと76,122円に増えるんです!
さらにこれが
元手10万円なら30年後には761,225円、
元手100万円なら30年後には7,612,255円ですよ!
早く始めることがカギ
ここで重要なのは、「時間」です。複利の力を最大限に活かすためには、なるべく早く投資を始めることが大事です。たとえば、あなたが中学生や高校生のうちに少しずつでも貯金を始めて、時間をかけて増やしていけば、あなたが大人になる頃には、驚くほどお金が増えているかもしれません!
逆に、もしあなたが大学生になってからやっと貯金を始めた場合、同じお金でも増え方が少し遅くなってしまうんです。だから、「早く始めること」が大きなポイントです。
まとめ
アインシュタインが言った「複利は世界の第8の不思議」とは、まさにこのこと。
お金が時間をかけて雪だるまのように大きくなる力を持っているんです。あなたがもし今からでも少しずつ投資を始めることができれば、未来の自分にとってすごく大きな資産を作ることができるかもしれません。
複利をうまく使うことで、お金はあなたの味方になって、時間をかけてもっともっと増えていきます。
ぜひ、今からでも投資を始めて、将来の自分にとって大きなリターンを得る準備をしてみてくださいね!
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