投資を始めるときに大切なのは、「時間を味方につける」ことです。
投資は短期間で大きな利益を出すものではなく、長い時間をかけてじっくり増やしていくものです。特に、高校生や大学生のような若い人は、投資に使える時間がたくさんあります。そのため、早く始めることがとても大切なのです。
長期投資のメリット
長期投資とは、10年や20年といった長い期間をかけて資産を増やしていく方法です。
株式市場は短期間では上下に大きく動くことがありますが、長い目で見ると成長する傾向があります。たとえば、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は、過去数十年間で大きく成長してきました。短期的な下落があっても、長期的には上昇しているのです。
また、株価が下落したときは落ち着いて待ちましょう。むしろ、価格が下がったときは、同じ金額でより多くの株を買うことができるので、お得とも言えます。長期的には価格が上がる可能性が高いため、焦らずにじっくりと投資を続けることが大切です。
分散投資でリスクを減らそう
投資にはリスクがありますが、リスクを減らすための方法のひとつが「分散投資」です。たとえば、1つの会社の株だけを買ってしまうと、その会社の業績が悪化したときに大きな損失を出す可能性があります。しかし、いくつかの会社や異なる業界に分けて投資をすれば、リスクを分散できます。
特に、インデックスファンドを活用するのがおすすめです。インデックスファンドとは、S&P500などの指数に連動するように作られた投資信託のことです。これを活用すれば、一つの投資で多くの会社に分散投資できます。
積立投資でコツコツ増やそう
投資をするときに大切なのが「積立投資」です。毎月一定の金額を投資することで、価格が高いときも安いときも、コツコツと買い続けることができます。この方法を「ドルコスト平均法」といいます。たとえば、新NISAを活用して毎月1万円ずつ積立投資をすると、長期間にわたって安定して資産を増やすことができます。
新NISAを活用しよう
新NISAは、2024年から始まった新しい非課税制度です。NISA口座を使って投資すると、通常かかる税金(約20%)を払わずに済みます。特に「つみたて投資枠」は、長期投資向けの制度であり、少額からコツコツ投資するのに適しています。
たとえば、高校生や大学生が毎月1万円を新NISAのつみたて投資枠で運用すれば、20年後には大きな資産になっている可能性があります。投資を早く始めることで、時間を味方につけられるのです。
まとめ
投資で大切なのは「長期・分散・積立」の3つのポイントです。そして、新NISAを活用することで、税金を節約しながら効率的に資産を増やせます。高校生や大学生のうちから少額でも投資を始めれば、将来の自分にとって大きな財産となるでしょう。
まずは、無理のない範囲で投資を始めてみませんか?
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