株価が下がると、「もう投資をやめたほうがいいのでは」と不安に感じる方も多いと思います。特に新NISAなどで投資を始めたばかりの方にとって、含み損を見るのはつらい体験です。しかしその“恐怖心”こそが、投資における重要なサインでもあります。
このブログ記事では、投資をしないという選択肢やリスク許容度の見直し方、そして長期的な視点の大切さについて、初心者にもわかりやすく解説します。
- 株価が下がって怖いのは自然な感情です
- 投資をしないという選択肢もあります
- リスク許容度と投資資金の確認を
- 下落相場を乗り越えた人が資産を築いてきた
- 長期投資の最大の味方は「時間」
- まとめ:自分に合った投資スタイルを見つけよう
株価が下がって怖いのは自然な感情です
株式投資において「損をしたくない」という気持ちは誰にでもあるものです。投資を始めたばかりの人であれば、資産がマイナスになる経験は特に精神的な負担になります。しかしその「怖い」という気持ちは、自分のリスク許容度を超えているサインとも言えます。生活費に支障をきたすほどの金額を投資している場合は、一度立ち止まることも必要です。
投資をしないという選択肢もあります
SNSやメディアでは「今は買い時だ!」という意見も見られますが、必ずしもすべての人が投資を続けるべきではありません。もしも「これ以上下がったら生活に影響がある」と感じているなら、それは投資の金額やリスクが自分にとって大きすぎる可能性があります。そうしたときは、一度投資をストップする、あるいは積立額を見直すことも、立派な判断です。
【今のあなたはどのタイプ?】
質問 | 回答 | 次のステップ・判断 |
---|---|---|
No.1:あなたの投資資金は「すぐ必要なお金」ですか? | YES | 今は投資を控えたほうがよいかもしれません |
NO | → 次の質問へ | |
No.2:株価下落で生活に支障が出そうですか? | YES | リスクが大きすぎる可能性があります |
NO | 投資を続けてもOK。下落は長期投資のチャンスかも! |
リスク許容度と投資資金の確認を
大切なのは「そのお金が今すぐ必要なものかどうか」という視点です。数年以内に使う予定のある資金を投資に回していると、相場が下がった時に取り崩すしかなくなります。逆に、10年以上使う予定のない資金であれば、一時的な下落はむしろ「買い増しチャンス」と捉えることもできます。まずは、自分のライフプランと資金の性格を確認しましょう。
下落相場を乗り越えた人が資産を築いてきた
私自身も、今回の下落を通じて「本当にこのまま投資を続けてよいのか」と考える機会になりました。しかし、リーマンショックやコロナショックのような過去の暴落時に、投資を続けた人たちはその後に大きなリターンを得ています。どんなに優れた投資家も、下落を経験し、悩み、それでも市場にとどまり続けたからこそ成果を手にしているのです。
長期投資の最大の味方は「時間」
短期的には損をしても、長期で見れば市場は成長してきました。S&P500をはじめとするインデックス投資は、数十年単位で見れば右肩上がりの実績を持っています。重要なのは「いつ始めるか」ではなく、「続けられるかどうか」。未来の自分が感謝するような投資を、今から少しずつ育てていく感覚が大切です。
まとめ:自分に合った投資スタイルを見つけよう
投資は続けることが正解とは限りません。怖いと感じたなら、それは自分自身を見直すチャンスです。投資を休むのも戦略のひとつですし、自分に合ったリスクや金額で投資を続けることも大切です。
私はこの下落を通じて、自分の投資スタイルを見直すことができました。それは、相場が下落を続けても、S&P500などの将来的に上がると確信している商品であれば不安を最小限にして持ち続けていられるということです。
未来の自分が「あの時続けてよかった」と思えるように、焦らず、柔軟に、長期的な視点を持ち続けたいと考えています。
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