新NISAが始まり、SNSでは「月30万円を満額で積み立てています!」という投稿を見かけることがあります。しかし、すべての人が同じように投資できるわけではありません。この記事では、無理のない金額でコツコツと積み立て投資を続けることの大切さや、長期目線での考え方についてわかりやすく解説します。新NISA 積立額の目安や、初心者が気をつけたい投資タイミングも紹介しますので、これから始めたい方はぜひ参考にしてください。
SNSでは「満額投資」が目立つが…
SNS、特にX(旧Twitter)などの「株クラ」では、新NISAの積立枠である月30万円(年間360万円)をフル活用している人たちの投稿がよく見られます。
たとえば以下のような人がいます:
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収入が高く、余裕資金が多い人
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すでに投資をしていた商品を一部売却し、新NISAに振り替えている人
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銀行の預金を取り崩して投資に回している人
しかし、これらはあくまで一部のケースであり、誰もが同じようにできるわけではありません。
無理せず、少額でも続けることが大切
満額を入れられないからといって、投資をあきらめる必要はありません。大切なのは「続けること」です。
たとえば以下のような積立でも十分意味があります:
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月5,000円からスタート
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毎月1万円ずつ積立
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ボーナス月だけ多めに積立
コツコツと積み立てていけば、数年後には大きな差になります。普通預金の金利と比べても、長期で見れば投資のほうが有利です。
投資は短期的に下がることもある
ただし、投資にはリスクもあります。最近でいえば以下のような下落がありました。
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2025年の「トランプ関税ショック」
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2024年の「令和のブラックマンデー」
これらのように、一時的に大きく下がる局面はありますが、あくまで長期目線で見ることが大切です。
少額投資でも得られるメリット
新NISAでの積立は、たとえ少額でも次のようなメリットがあります。
これらは将来の資産形成にとって非常に重要な要素です。
まとめ:自分のペースで、未来をつくる投資を
新NISAを活用するうえで重要なのは、「他人と比べないこと」と「自分の生活に合った金額で続けること」です。満額でなくても、月5,000円、1万円といった無理のない金額から始めてみましょう。
積立を通じて、時間を味方につけた資産形成を行うことができます。今できることを、焦らず着実に続けることが、将来の大きな安心につながっていきます。