今週はイスラエルとイランの空爆が大きなニュースとなり、世界経済にも緊張が走りました。アメリカの動向次第では、マーケットの流れが大きく変わる可能性があります。本記事では、筆者むらおの資産推移やS&P500の動き、そして今後の見通しについてインデックス投資家としての視点で考察します。
イスラエルとイランの衝突がもたらす不透明感
今週、最も注目されたニュースは、イスラエルによるイランへの空爆です。報道によれば、アメリカが今後2週間以内にイランへの軍事介入を判断する可能性もあるとのことで、地政学的リスクが一気に高まりました。
こうした不安定な状況の中、筆者むらおの資産推移は前週比で-0.2%とほぼ横ばい。一見すると大きな変化ではありませんが、これは「下がる時に備えて構えている投資家が多い」証拠とも言えるでしょう。
「遠くの戦争は買い場」という格言がありますが、
逆に「身近な戦争は売り場」になる可能性もあります。
今はまだ、情勢が落ち着くか激化するかの分岐点です。過度に楽観視せず、慎重な姿勢が求められるタイミングです。
S&P500は6,000ドルを一時割れ
6月20日時点でS&P500は節目の6,000ドルを一時的に下回りました。これは心理的な節目でもあり、多くの投資家が注目していたポイントです。
とはいえ、年初からの急騰を考えれば、多少の調整はむしろ健全ともいえるでしょう。
一気に上がった相場は、その分だけ反動も大きくなりやすいためです。
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2月には過去最高値を記録
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4月のトランプ関税関連で大きく下落も、調整を繰り返しながら上昇傾向
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現在はひと休みのタイミングか
米国経済そのものが崩れているわけではなく、長期的には再び6,000ドル超えを目指す展開も十分にあり得ると見ています。
インデックス投資家としてのスタンス
市場が下がると不安になりますよね。
でも、インデックス投資家にとっては価格が下がること自体が「仕込み時」でもあるんです。
筆者はこう考えています。
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下がれば多く買う
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上がってもドルコスト平均法で淡々と買い続ける
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タイミングを狙うのではなく「時間を味方」にする
戦争や暴落に動揺して売ってしまうと、
「その後の回復相場で利益を取り逃す」ことになりがちです。
だからこそ、感情ではなくルールで投資を続けることが大切なんですよね。