S&P500が、4月の安値からわずか3か月足らずで年初来の最高値を更新しました。その回復スピードは過去最速となる「89営業日」。この記事では、S&P500がこれほど力強く反発した背景と、今後の注目ポイントについてやさしく解説します。
参考:
The market is making history:
— The Kobeissi Letter (@KobeissiLetter) 2025年6月28日
On Friday, the S&P 500 closed at an all-time high for the first time since February, marking a +24% rebound from its April low.
It took 89 trading days to recover between record highs, the fastest rebound following a -15% drop in history.
This… pic.twitter.com/R6PX1N4xyG
史上最速の回復、S&P500が最高値を更新
2025年6月末、S&P500はついに年初来の最高値を更新しました。
驚くべきはそのスピードです。実はこの回復、4月の安値から+24%もの反発となっており、たった89営業日での最高値更新は、1998年の記録(90日)を塗り替える史上最速でした。
2025年Q2も+10%と絶好調
さらに2025年4月〜6月期(Q2)のS&P500のリターンは**+10.0%**。これは2024年Q1以来の好成績となっています。
この急回復を支えている要因としては、以下のようなポジティブ材料が挙げられます。
今は「強気相場」の流れにある
こうした背景から、市場には今、明確な「強気の流れ(ブル・マーケット)」が生まれています。
投資家の心理も「リスクを取ってもいい」といった前向きな姿勢に傾きつつあります。
ただし、ここで油断してはいけません。株価は常に先を織り込む生き物。好材料が続くうちは良いのですが、ひとたび悪材料が出ると大きな調整もあり得るということを、私たち個人投資家は肝に銘じておく必要があります。
今後の懸念:トランプ氏の関税・地政学リスク
筆者むらおとしては、このままトランプ大統領の追加関税や軍事的な緊張といった「余計な悪材料」が出なければ、上昇相場は継続すると考えています。
今はアメリカ経済が順調で、テック企業も力強い動きを見せています。
個人的には一部保有しているテスラ(TSLA)が、上げ下げの波に振り回されている状況ではありますが、長期目線でじっくりホールドしていきます。
まとめ:強気相場の今こそ、冷静に未来を見つめて
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S&P500は史上最速の回復で最高値を更新
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Q2も+10%と、アメリカ株は非常に好調
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強気の流れは継続中。ただし「突発的な悪材料」には注意
株価が上がると、つい気持ちも浮ついてしまいますが、大事なのは自分の投資戦略をブレずに続けることです。
これからも、「未来の成長」に向けて淡々と積み立てていくことが、長期投資の成功のカギとなります。
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