2025年7月第1週は、米国株式市場が引き続き好調でした。S&P500とNASDAQ100はいずれも最高値を更新し、AIやハイテク株が市場をけん引しています。一方で、来週以降は「夏枯れ相場」や8月の不安材料にも目を向ける必要があります。本記事では今週の相場を振り返るとともに、来週の見通しを記載します。
今週の米国株は2週連続で最高値を更新
7月第1週、S&P500とNASDAQ100はそろって史上最高値を更新しました。
とくにAI関連銘柄や半導体セクターが強く、M7(Microsoft、Meta、NVIDIA、Apple、Amazon、Google、Tesla)を中心としたテック企業の好調が市場全体を押し上げています。
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S&P500:2週連続で終値ベースの最高値更新
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NASDAQ100:生成AIブームを背景に年初来+30%超え
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VIX指数は低位安定、投資家心理も落ち着いた状態
米国のインフレ鈍化や、利下げ観測の高まりがリスク資産への資金流入を後押ししています。
著者むらおの資産推移
今週の私の資産推移は、+0.5%とわずかに増加しました。
S&P500やNASDAQ100が史上最高値を更新し、市場全体が盛り上がる中ではありますが、自分の資産はそこまで大きな動きはありませんでした。
とはいえ、過熱感のある相場では、その反動で一気に下がることもあります。
短期的な数字に一喜一憂するのではなく、焦らずゆっくりと資産を育てていくことが、長期的にはもっとも堅実な方法だと改めて感じています。
来週は「夏枯れ」も意識。8月の上下にも警戒を
来週の相場は祝日(独立記念日)明けのため、取引量が通常より少なくなる見込みです。夏場は「夏枯れ相場」とも言われ、特に8月は過去にも急激な変動が起きやすい季節です。
昨年2024年8月には「令和のブラックマンデー」とも呼ばれる急落が起きましたが、今年も慎重に構える投資家が多い印象です。とはいえ、利下げが9月にも行われる可能性があることから、暴落というより「横ばいしながらジワジワ上昇」がメインシナリオと予想しています。
筆者むらおの投資スタンスと考え方
今週の相場においても、筆者は基本的に定期積立(ドルコスト平均法)を継続しています。
一時的な上昇に踊らされることなく、下がったときには買い増し、上がったときには淡々と積み立てるというスタンスです。
突発的な下落や急上昇に一喜一憂せず、「自分のルール」に従った長期投資が最も重要だと考えています。
まとめ:焦らず、落ち着いてヨコヨコ相場を味方に
7月は「夏枯れ」という言葉があるように、値動きの少ない展開が予想されます。しかし、利下げを控えた今、投資家はむしろ静かな“助走”期間ととらえるべきです。
焦って動かず、ヨコヨコの相場を味方にして、下がったときは拾い、上がっても買い続けるという継続こそが資産形成の王道です。
来週も、未来の自分のために落ち着いて投資と向き合っていきましょう。