先週の株式市場は、トランプ大統領の「対中国関税」発言で再び波乱の展開となりました。短期的には下落相場のスタートとなりましたが、長期的に見ればむしろ好機ともいえる動きです。本記事では、先週の相場動向と著者むらおの資産推移、そして長期投資家が今取るべき行動について解説します。

トランプ関税ショック、再び市場を直撃
週末に発表されたトランプ大統領による中国への関税強化方針を受け、株式市場は再び下落しました。
特にテック系銘柄や製造業関連は反応が大きく、米国市場では一時的にリスク回避の動きが広がりました。
ただし、これは4月にもあった展開と同じで、いわゆる「TACOトレード(Trump Always Chickens Out)」──「トランプはいつも途中で引き下がる」パターンに終わると見る投資家も多いようです。
実際、過去の発言や政策でも一時的に市場を揺るがせたものの、その後撤回・修正された例がいくつもあります。
今週のポイントは以下の通りです。
-
トランプ政権の関税強化発言でリスクオフムード
-
投資家心理が冷え込み、短期的な調整局面へ
-
しかし、長期的には株価回復を見込む声も多数
いずれにせよ、「短期のノイズに惑わされないこと」が重要です。長期的にはアメリカ経済の成長基調は変わらないと考えられます。
著者むらおの資産推移
今週は週前半にかけて大きく資産が伸び、+173万円(+3.3%)の増加となりました。
トランプ氏の発言がなければ、+300万円に達していた可能性もあり、やや悔しい結果となりましたが、それでも前向きな週となりました。


金曜の夜間に株価が下落した影響は、投資信託の評価額に来週火曜日反映される見込みです。
短期的には一時的なマイナスを受けるかもしれませんが、「月初の水準に戻った」と考えて冷静に見守るつもりです。
今後の方針は次の通りです。
-
下落が落ち着いたタイミングで少しずつ買い増し
-
投資信託の積立は停止せず、淡々と継続
-
目先の調整に動揺せず、長期目線を堅持
長期投資家がやるべきこと:相場の「波」を味方にする
長期投資では、上昇も下落も「当たり前のサイクル」として受け止めることが大切です。
有名YouTuberの言葉を借りれば、「思った通りにいかないのが株式市場」です。
相場の調整は怖いものではなく、むしろ「安く株を買うチャンス」になります。
特に積立投資を続けている人にとっては、同じ金額でより多くの口数を買える絶好のタイミングです。
覚えておきたいポイントは以下の通りです。
-
下落=リスクではなく「機会」と捉える
-
一時的なマイナスに動揺せず、積立を止めない
-
景気や相場のサイクルは長期的には回復していく
特に今年から新NISAを始めた人は、このような調整局面でこそ「長期・分散・積立」の効果を実感できるはずです。
まとめ:下落相場こそが「投資家を育てる」時間
今回のトランプ関税ショックも、長い投資人生で見れば小さな出来事にすぎません。
むしろ、こうした下落局面で「冷静さ」を保てる人こそ、将来の大きな果実を得る可能性が高いのです。
年末にかけて株価は再び上昇基調に戻ると予想されます。
私自身も、焦らず、慌てず、これまでどおり積立を継続していきます。
長期投資家の皆さん、一緒にこの絶好の買い場を前向きに活かしていきましょう。