今週の株式市場は、再びトランプ大統領の発言に振り回される展開となりました。さらに週末にはアメリカの地銀信用不安が広がり、株価は下落しました。2023年のシリコンバレーバンク破綻を思い出す人も多いでしょう。しかし、過去と同様に一時的な下落で終わる可能性が高いと見られています。本記事では、今週の相場の動きと筆者むらおの資産推移、そして長期投資家としてどのように構えるべきかを解説します。

トランプ発言と地銀不安で下落した今週の相場
今週の市場は、トランプ大統領の発言によって再び不安定な展開となりました。政策や関税に関する強気発言が相場のボラティリティを高め、週後半にはアメリカの地銀信用不安も加わりました。
この状況は2023年のシリコンバレーバンク(SVB)破綻を思い起こさせます。当時も市場は一時的に大きく下げましたが、その後は急速に回復しました。今回も金融システム全体に波及するリスクは限定的と見られており、長引く恐れは少ないでしょう。
むらおの資産推移と投資行動
筆者むらおの今週の資産推移は、-120万円(2.2%減)となりました。主な理由は米国株の下落による評価損ですが、長期保有を基本とした運用方針に変わりはありません。


短期的な下落はあるものの、過去のデータを見れば市場は常に回復してきたことがわかります。むらおも焦らずポジションを調整しながら、次の上昇に備えています。
有名投資家じっちゃまの「売って、売って、売って!」発言
SNSでは、有名投資家「じっちゃま(広瀬隆雄氏)」が次のような投稿をしています。
売って、売って、売って!
— … (@hirosetakao) 2025年10月17日
この言葉がX(旧Twitter)上で話題となりましたが、彼はファンド出身の短期トレーダーです。したがって、私たちのような長期の個人投資家が同じ行動をとる必要はありません。
むしろ、長期投資家が意識すべきは次のようなポイントです。
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一度決めた銘柄は、短期の値動きで慌てて売らない
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下落局面では、「安く買えるチャンス」と捉える
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長期的に見て、株数を増やすことが資産形成の近道
この姿勢こそ、個人投資家が市場のノイズに惑わされず成果を上げる秘訣です。
長期投資家に求められる「静観力」
市場が荒れると、多くの人が「今が売り時か?」と焦りがちです。しかし、**長期投資の本質は“時間を味方につけること”**です。
たとえば、
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下落局面で投げ売りをした人は、その後の回復を逃す可能性が高い
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過去の暴落局面(リーマンショックやコロナショック)も、長期で見れば大きな買い場だった
短期トレーダーは「波」に乗ることを目的としますが、長期投資家は「潮流」に乗ることを目的とします。目先の数%よりも、10年後に資産が倍増しているかどうかの方がはるかに重要です。
まとめ:下落は「次の上昇の準備期間」
今週はトランプ発言と地銀不安により一時的な下落となりましたが、筆者は悲観していません。
市場は常に波を繰り返しながら、長期的には右肩上がりに成長してきました。
これからも、
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焦らず、慌てず、長期の目線で構える
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下落を恐れず、買い増しの好機と捉える
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積立投資や新NISAを活用して時間を味方につける
こうした基本を守り続けることで、資産形成の道は必ず開けていきます。
一時的な下げ相場に惑わされず、「将来の自分を信じる投資」を続けていきましょう。