40代会社員むらお|投資の勉強ブログ!

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【インデックス投資の落とし穴? 】押し目に備える現金の大切さ

S&P500などのインデックス投資は長期目線で資産形成に最適ですが、「現金比率をどう保つか」は意外と見落とされがちな課題です。この記事では、筆者が実際に経験した「トランプ関税ショック」とその中で学んだ投資判断の教訓をお伝えします。初心者の方にもわかりやすく、インデックス投資と現金のバランス、そして個別株投資との向き合い方について解説します。

株価上昇で見えなくなっていた「現金」の重要性

2024年の株式市場は非常に好調でした。私も例にもれず「現金で寝かせるのは機会損失」と考え、余剰資金をS&P500などの投資信託に回していました。結果として、ある程度の資産の増加は得られましたが、2025年に入ってからのトランプ前大統領の追加関税の影響で状況は一変しました。

  • 株価は下落し、S&P500の年初からの伸びも鈍化

  • 押し目買い」のチャンスを逃す場面が続出

  • 現金を持っていなかったため、有望株の買い増しができなかった

このような状況を目の当たりにし、「現金を持つことの重要性」を痛感しました。

 

押し目に買えなかった悔しさと、売らなかった安心感

トランプ関税ショックによる下落局面で、私はFANG+、パランティア、SoFiといった将来性のある銘柄を買いたいと考えていました。しかし、それまでに資金をS&P500に回していたため、十分な現金が残っていなかったのです。

それでも、手持ちのインデックスをすぐに売って乗り換えるという選択はしませんでした。なぜなら…

  • 下落局面で売ることは「狼狽売り」に繋がる可能性がある

  • インデックスは時間が経てば回復するという前提がある

  • 一貫した長期戦略を守ることがメンタルの安定にもつながる

短期的な悔しさはあるものの、この判断が間違っていたとは思っていません。

 

テスラの下落とTSLL購入の判断

その後、イーロン・マスク氏の政党立ち上げ報道をきっかけに、テスラ株が再び下落。今回は少し前に一部S&P500を売却して現金比率を上げていたため、ブル2倍ETFのTSLLを購入することができました。

このような動きができたのは、次のような理由があったからです。

  • 現金を用意していたことで、チャンスを逃さず投資できた

  • TSLLのような短期・中期視点の商品に対しての資金余力があった

  • サテライト部分の強化として機能する投資判断であった

インデックス投資と個別株の二刀流を意識するようになったきっかけでもあります。

 

コア・サテライト戦略を改めて見直す

私はこれまで、S&P500やオルカンなどのインデックス投資をコアとして資産形成を行ってきました。しかし、サテライト部分の柔軟な運用を意識するようになったことで、戦略の幅が広がりました。

今後の方針としては以下の通りです。

  • コアは変わらず投資信託(S&P500中心)

  • サテライトとして個別株・ブル型ETFなどを積極活用

  • 押し目買いのための現金比率は常に意識

  • 「勝てる局面」に柔軟に対応できる準備をしておく

このように、ポートフォリオ全体の最適化を進めていきたいと考えています。

 

投資はマインドセットが重要。だからこそ経験が活きる

『敗者のゲーム』にも書かれているように、「市場に資金をさらすことでリスクを取った分、リターンが得られる」という考えは基本にあります。ですが、全額を投資してしまえば、いざという時に動けなくなるのも事実です。

また、インデックス投資と個別株投資ではマインドセットが異なります。

  • インデックス:長期・積立・放置

  • 個別株やブル型ETF:短期・中期の成長を狙ったアクティブ戦略

  • サテライトを育てるには、積極的に学び、時に動く勇気が必要

だからこそ、「現金の持ち方」「資金配分」は、経験から学ぶしかないのです。

 

まとめ:現金比率の調整は、投資家の柔軟性を高める

今回、私は現金の大切さを身をもって学びました。余剰資金をすべて市場に投じるのではなく、一定の現金を保有しておくことで、チャンスに備えることができます。インデックス投資をコアとしながら、個別株やETFでサテライト部分を育てていくスタンスを今後も続けていきます。

これからも、市場環境に応じて柔軟に動ける投資家でありたいと思います。

 

【株価の急落にどう向き合うか】長期投資家の視点とは?

2025年のトランプ関税による株価下落は、多くの投資家にとって試練でした。特に長期投資を前提としたインデックス投資家にとって、含み損へのメンタルの保ち方は極めて重要です。本記事では、実際に著者が23%以上の資産減少を経験した中で、どのように冷静さを保ち続けたのかを紹介します。S&P500やNASDAQ100を中心とする米国株インデックス投資を行っている方に向けた、暴落時の考え方をやさしく解説します。

 

トランプ関税ショックで23%の資産減

まず、実体験として今回のドローダウンについてご紹介します。

2025年2月の高値から4月までの間、私の資産は4,300万円から3,300万円へと約23%下落しました。もちろん、資産が日々減っていくのは気分のいいものではありません
しかし、私は「いずれ必ず回復するだろう」という確信を持っていたため、メンタル的に大きく落ち込むことはありませんでした。不安がゼロとは言えませんが、焦りや絶望といった感情はほとんどなかったように思います。

 

インデックス投資に対する信頼が支えだった

資産の中心がS&P500だったことで、大きな安心感がありました。

インデックス投資は、過去の歴史を見ても暴落後に必ず回復してきた実績があります。特にS&P500は、アメリカの経済成長を反映する指数として、数々の危機を乗り越えて上昇してきました。

こうした過去の暴落後も、数年単位で見れば高値を更新しています。今回の関税問題も、いずれ落ち着くと考えていました。

 

「人災」である点に注目していた

今回の株価下落は、金融ショックや天災ではなく「政治要因」でした。

戦争や自然災害、金融破綻のような深刻なファンダメンタルズ悪化ではなく、トランプ大統領による政策発言という「人災」による下落だったこともポイントです。

  • 一時的な政策であり、撤回・変更の余地がある

  • トランプ大統領自身が「株価上昇」を重視する人物

  • 支持率アップと株価上昇が連動しやすいアメリカの構造

このように、回復可能性の高い原因で下落していたため、私は売らずに耐えることができました。

 

テクノロジーの未来を信じていた

アメリカの株には、未来を変える力があると信じていました。

私の投資対象はS&P500だけでなく、AIやイノベーションを担うテクノロジーが中心でした。たとえば、NVIDIAのようにAIの中心を担う企業や、AppleAmazonMicrosoftといった巨大企業です。

  • 世界的にテクノロジーの中心は依然としてアメリ

  • AI・クラウド・ロボティクスといった成長分野が豊富

  • 株価は一時的に下がっても、業績は右肩上がりが続く

テクノロジーの未来を信じることが、投げ売りせずにいられた要因の一つです。

 

タイミングを読むのは難しい

予想以上に早く回復した事実から、タイミングの見極めは難しいと感じました。

正直なところ、私は「夏ごろには戻ってくるだろう」と思っていました。しかし、4月に入ると「これは年内いっぱいかかるかも…」と不安にもなりました。

そんな中、4月9日のトランプ発言で一転。

「株価が上がる、今のうちに買っておけ」

この発言とともに、90日間の関税延長が発表され、株価は反転。今ではS&P500やNVIDIAは過去最高値を更新するまでに至りました。

 

トレーダーと長期投資家の違い

短期売買ができる人と、そうでない人で戦略は大きく異なります。

有名な日本の投資家「テスタさん」は、もともとデイトレが中心であり、「下落してもポジションを持っていないから関係ない」と語っています。これは一理あります。

しかし、多くの個人投資家は次のような特徴があります。

  • 日中トレードできる時間がない

  • 精緻なチャート分析や売買判断スキルを持たない

  • 感情的な売買をしてしまうリスクがある

だからこそ、時間を味方につけた長期投資が最も有効な戦略だと私は考えています。

 

まとめ:暴落に備えるには「前提」を整えておく

下落そのものは避けられないからこそ、先に準備することが大切です。

暴落時に冷静でいられるかどうかは、「何を買っているか」「なぜ買っているか」という投資の前提によって大きく変わります。短期的な価格変動に心を動かされずに済むよう、

  • インデックスを中心とした長期投資

  • アメリカの成長性に着目した銘柄選び

  • 歴史的な回復パターンの理解

こうした前提を日頃から意識しておくことが、暴落に強いメンタルの土台になります。

今後も株式市場には調整や暴落はつきものですが、それを乗り越えた先に資産形成の成果が待っています。これからも、淡々と、そして自信を持って積立投資を継続していきたいと思います。

 

 

【単なる詰め合わせ商品ではない】S&P500はアメリカの精鋭部隊❗️

S&P500は「アメリカの優良企業が集まっている」と説明されることが多いですが、それだけではありません。常に最新の成長企業に入れ替えられながら、アメリカ経済の最先端を走り続けている精鋭チームなのです。この記事では、新NISAでS&P500に投資している方が「ただの雰囲気投資」に終わらず、下落時にも安心して継続保有できるよう、その構造や強みをわかりやすく解説します。

S&P500は「固定された企業集団」ではありません

S&P500は「固定された企業集団」ではありません

S&P500は「アメリカの上位500社」で構成される株価指数ですが、ずっと同じ会社が入っているわけではありません。

  • 定期的に見直され、業績の悪い企業は除外されます

  • 代わりに、勢いのある企業が新たに採用されます

  • この入れ替えにより、常にアメリカ経済の「今」を反映しています

つまり、あなたがS&P500に投資するということは、「最新の成長トレンドに乗る」という意味でもあるのです。

 

アメリカ経済=テクノロジー最前線

アメリカ経済=テクノロジー最前線

S&P500はアメリカ経済を代表する指数。そしてアメリカ経済といえば、テクノロジーで世界をリードしている国です。

たとえば、現在のS&P500の中には以下のような企業が含まれています。

これらは単なる「優良企業」ではなく、「世界の未来を創る企業群」なのです。

 

S&P500は「勝ち残りの集合体」

S&P500は「勝ち残りの集合体」

成長が止まった企業は自然と除外され、強い企業だけが生き残る構造になっています。

  • 「何もしていなくても強い銘柄に投資している状態」

  • 「常に市場でふるいにかけられている企業群」

  • 「あなたが気づかないうちに、勝ち組に自動で投資されている」

このような点が、S&P500の最大のメリットです。自分で企業を選ばなくても、市場が勝手に「成績優秀者」を選んでくれるイメージです。

 

下落しても、S&P500は「見直される構造」

株価が下落すると不安になるかもしれませんが、S&P500は落ち込んだまま放置されるような指数ではありません。

  • 不況時にも企業の入れ替えが行われる

  • 景気が回復すれば、指数も自然と復活する

  • 長期で見れば右肩上がりが続いてきた実績がある

過去のリーマンショックやコロナショックを乗り越えたS&P500の回復力は、折り紙つきです。

 

なんとなく投資している人にもこそ伝えたい

なんとなく投資している人にもこそ伝えたい

新NISAで「なんとなくS&P500を選んだ」という方にも知ってほしいのは、この仕組みの「中身の凄さ」です。

こんなに魅力的な仕組みがあるのなら、下落時に焦って売るのはもったいないですよね。

 

まとめ:S&P500は「成長を続けるチーム」への投資

S&P500は「成長を続けるチーム」への投資

S&P500は単なる“優良企業の寄せ集め”ではありません。
それは「アメリカ経済という最先端の戦場で生き残り、常に入れ替えられ、進化し続ける企業チーム」への投資なのです。

一時的な下落に惑わされず、自信を持って持ち続けることが、将来の資産形成につながります。

これからも変化し続けるS&P500とともに、あなたの資産も少しずつ成長していくことを願っています。

 

 

【S&P500やオルカンが人気の理由とは?】 初心者こそ知っておきたい投資の基本と心構え

新NISAが始まって2年、多くの人が「儲かるらしい」との評判でS&P500やオルカンに投資を始めています。
しかし、相場には必ず上がるときと下がるときがあり、特に初心者は急な下落に驚いて売却してしまうこともあります。
本記事では、S&P500やオルカンがなぜ投資先として優れているのか、そして初心者が知っておくべき「株価は2~3割下がることもある」という現実と、長期視点の重要性についてわかりやすく解説します。

多くの人が「なんとなく」で始めた新NISAの投資

多くの人が「なんとなく」で始めた新NISAの投資

新NISAの制度が始まり、「非課税で投資ができるならお得」として多くの方がS&P500やオルカンに投資を始めました。
昨年は特に相場の上昇が目立ち、「これは儲かる!」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

しかし、次のような理由で投資を始めた人も少なくありません。

  • SNSYouTubeで「やらなきゃ損」と煽られて始めた

  • 周りの人が始めていたから自分も流された

  • なぜS&P500やオルカンが人気なのかまでは調べていない

このように「なんとなく」投資を始めてしまうと、少しの下落で不安になり、すぐに売ってしまう可能性が高くなります

 

トランプ関税や令和のブラックマンデーで見えた「相場は戻る」という事実

トランプ関税や令和のブラックマンデーで見えた「相場は戻る」という事実

2024年には、トランプ前大統領による関税政策の発表で株価が大きく下がりました。
しかし、その後の市場はどうなったでしょうか。結果的に、S&P500もオルカンもすぐに回復しています。

特に、2024年8月の「令和のブラックマンデー」と呼ばれた急落局面を知らない初心者の方は要注意です。
あのときも数日で株価は回復しました。

こうした過去を振り返ることで、一時的な下落は「通過点」にすぎないことがわかります。

 

株価は2~3割下がるのが当たり前?初心者のための心構え

株価は2~3割下がるのが当たり前?初心者のための心構え



株式投資をしていれば、価格が下がることはごく自然なことです。
むしろ、下がるタイミングで売ってしまうと、将来の大きなリターンを逃してしまうかもしれません。

特に初心者の方は、以下の点をしっかり意識しましょう。

  • 株価は一時的に2〜3割下がることもある

  • 下がったときに売るのではなく「買い増す」チャンスと考える

  • 毎月コツコツと積立てを続けることが最大の武器

ドルコスト平均法という投資手法も、下落時に買い続けるからこそ効果を発揮します。

 

著者むらおもトランプ関税によって、4月には一千万円のマイナスになりましたが、必ず株価が戻ると確信していましたので、1株も売ることはありませんでした。

 

S&P500やオルカンはなぜ優れているのか?構成の仕組みを理解しよう

S&P500やオルカンはなぜ優れているのか?構成の仕組みを理解しよう

S&P500やオルカンは、ただの「人気商品」ではありません。
それぞれが厳しい基準をクリアした企業で構成されており、世界経済の中心を担う優良企業群なのです。

たとえば:

つまり、個別株で銘柄を選ばなくても、すでに最強チームに投資しているのと同じなのです。

 

まとめ:短期で焦らず、長期目線でじっくり育てよう

短期で焦らず、長期目線でじっくり育てよう

新NISAをきっかけに投資を始めた方こそ、今後も起こるであろう「下落」に対する心の準備が必要です。
S&P500やオルカンは、一時的に損をすることがあっても、時間とともに利益を伸ばしていける可能性が高い投資先です。

今後は次のような視点を大切にしましょう。

  • 下がっても慌てず、むしろ買い場ととらえる

  • 流行りに乗るだけでなく、仕組みを理解する

  • 自分の未来のために、じっくり長期で育てていく

投資は「時間を味方にする人」が強くなります。焦らず、ブレず、じっくりと資産形成を進めていきましょう。

 

【成長株?割安株?】グロース株とバリュー株の違い

長期投資において、株を買う「タイミング」は非常に重要な要素です。
とくにグロース株(成長株)とバリュー株(割安株)では、適した買い方が大きく異なるため注意が必要です。
本記事では、代表的な米国株を例に挙げながら、それぞれの特徴と買いタイミングの考え方をやさしく解説します。
「グロース株 買い時」「バリュー株 長期投資」などの検索からたどり着いた方にも役立つ内容となっています。

 

成長株(グロース株)は「上昇トレンドで乗る」が基本

グロース株とは、将来の成長が期待される企業の株式です。
株価はすでに高めで推移していることもありますが、成長ストーリーが崩れない限り、さらなる上昇が続くこともあります。

代表的なグロース株(米国)

  • NVIDIA(エヌビディア):AI・半導体分野での圧倒的成長

  • Tesla(テスラ):電気自動車とエネルギー分野の革新企業

  • Amazon(アマゾン):EC・クラウドの2大成長エンジンを持つ企業

  • Palantir(パランティア):政府や大企業向けのAIデータ分析基盤を提供

グロース株を買う際のポイント

  • 成長の「初動」で買えば、大きな値上がり益が狙える

  • 上昇トレンドが続いているときは、多少高くても勢いに乗ることが有効

  • 逆に、業績がつまずいた場合は急落するリスクも高い

 

割安株(バリュー株)は「下落時に拾う」戦略が有効

バリュー株とは、企業の資産や利益に対して、株価が割安に放置されている株のことです。
急成長は見込めないものの、安定的な収益や配当が魅力です。

代表的なバリュー株(米国)

バリュー株を買う際のポイント

  • 景気後退や一時的な悪材料で株価が下がっているときがチャンス

  • 割安指標(PER・PBR)や高配当利回りをチェック

  • ただし「割安のまま低迷する企業」には注意

 

タイミングの正解は一つではない。戦略を組み合わせよう

タイミングの正解は一つではない。戦略を組み合わせよう

実際には、「いつがベストな買い時か」を完璧に見極めるのは困難です。
そのため、いくつかの戦略を組み合わせて投資を進めることが現実的です。

実践的な長期投資戦略

  • ドルコスト平均法(DCA):毎月一定額を投資し、タイミングリスクを分散

  • 下落時に追加購入:暴落時に少し多めに買うことで平均取得価格を下げる

  • グロースとバリューの分散保有:偏りを避け、相場の波に対応しやすくなる

 

まとめ:自分の投資スタイルに合った戦略を

自分の投資スタイルに合った戦略を

長期投資では、「高値掴みを避けたい」「下落が怖い」といった感情に左右されることが多くなります。
しかし、成長株か割安株かを理解し、それぞれに合った買い方を知っておくことで、感情に振り回されず、戦略的に投資を進めることができます。

迷ったときはインデックス投資で全体をカバーしつつ、気になる銘柄を少しずつ試すのも良い方法です。
グロースもバリューも、適切な戦略のもとでじっくり育てていきましょう。

【M7やビッグテックは今から買える? 】割高でも上がる理由と注意点を解説

マグニフィセント・セブン(M7)やビッグテックは株価が高く、「今さら買っても遅いのでは?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、直近15年のPER(株価収益率)の推移や資金の流れをもとに、今からでも投資を始めるべきかどうかを丁寧に解説します。
また、インフルエンサーの意見に流されて大きな含み損を抱えないよう、積立や企業研究の重要性についてもお伝えします。

割高でも上昇するのがM7の特徴

割高でも上昇するのがM7の特徴

M7(AppleAmazon、Meta、MicrosoftGoogle、Tesla、NVIDIA)のPERは、S&P500と比較して常に高水準です。それでも長期的に株価は上昇してきました。

この点からも、「割高=危険」と短絡的に判断するのはもったいないかもしれません。

M7のPERとS&P500の比較

  • M7は常にPER30倍~40倍で推移

  • 一方のS&P500は15倍~22倍程度

  • 過去15年、M7はこの「高PER」の状態でも株価を成長させてきた

重要なのは、PERの高さだけでなく、そこに資金が流れ込んでいる背景を理解することです。

 

資金がM7に流れる理由を考えてみよう

資金がM7に流れる理由を考えてみよう

M7に対して高い評価がついているのは、それなりの理由があるからです。現在も投資家から資金が集まっている背景を冷静に見つめることが大切です。

  • 今後の成長産業(AI、半導体クラウド)をけん引

  • 世界中のユーザーを抱える巨大市場

  • 安定した業績と革新性を両立している企業群

M7は単なる人気株ではなく、「未来の産業インフラ」を担う存在であり、世界中の機関投資家からも注目されています。

 

「割安な日本株や欧州株」との比較も視野に入れましょう

「割安な日本株や欧州株」との比較も視野に入れましょう

現在はトランプ前大統領の関税政策の影響もあり、アメリカから資金が一部ヨーロッパや日本に流れているという報道もあります。これは中長期的な投資先の選定にも関わる要素です。

ただし、割安だからといって必ず株価が上がるとは限りません。
一方でアメリカのビッグテックは割高でも「上がる力」がある、というのがこれまでの実績です。

 

上昇局面で一括投資すると危険もあります

上昇局面で一括投資すると危険もあります

今が上昇トレンドだからといって、勢いで一括投資をしてしまうと、予期せぬ調整で大きな含み損を抱える可能性があります。

気をつけたい点

  • 上昇時に買うと、その後の下落で数ヶ月〜年単位の含み損になる可能性

  • SNSYouTubeでの「今がチャンス!」という声に影響されないこと

  • 一時的なニュースに左右されず、時間を味方につけた積立投資を検討する

大切なのは、自分のリスク許容度と目的を理解し、長期的な視野で資産形成を行うことです。

 

「誰が言っていたか」より「自分で理解したか」が大事

「誰が言っていたか」より「自分で理解したか」が大事

「YouTuberが言っていたから」「アナリストが買っているから」といった根拠だけで投資をするのは非常に危険です。個人投資家にとって最も有効な武器は「時間」と「理解」です。

  • 決算書や企業のニュースを自分の目で見る習慣をつける

  • SNSの情報は参考程度にとどめ、自分の納得感を大切にする

  • 下落局面で買えるよう、現金や投資余力を残しておく

知識がつくほど、焦らずに投資判断ができるようになります。

 

まとめ:M7は「買ってもよい」でも「急いで買うべきではない」

M7は「買ってもよい」でも「急いで買うべきではない」

M7やビッグテック銘柄は、確かに今後も成長が期待される魅力的な投資先です。
しかし、「今すぐ買わなきゃ損」という感情に流されず、慎重な判断が重要です。

  • PERが高くても、成長期待と実績が伴っていれば投資価値はある

  • 短期的な上昇に惑わされず、時間をかけて少しずつ投資していく

  • SNSの情報を鵜呑みにせず、自分なりの基準と判断軸を持つ

これからもアメリカはイノベーションの中心地として魅力的な市場であることは間違いありません。
だからこそ、焦らず、自分に合った形で投資を進めることが長期的な成功につながります。

 

【FIREを早く達成したい?】 S&P500から1歩先へ

将来の早期リタイア(FIRE)を目指して、S&P500をコツコツ積み立てている方は多いと思います。しかし一方で、「もっと早く資産を増やすには、SOXFANG+といった成長株に集中投資すべき」という意見もありますよね。この記事では、S&P500と成長株インデックスの違いや、コア・サテライト戦略の考え方、個別株を長期保有する際の注意点について、初心者の方にもわかりやすく解説します。
FIREを「早く」かつ「確実に」目指すためのヒントをお届けします。

 

関連記事:

S&P500は「安定型エンジン」である

S&P500は、米国の大型優良企業500社に投資できる王道のインデックスファンドです。過去の実績から見ても、長期で安定的に資産を伸ばしてくれる魅力があります。

  • 年平均リターンはおよそ7〜10%

  • 長期で見れば着実に成長してきた実績あり

  • 米国経済全体の恩恵を広く享受できる

そのため、リスクを抑えて確実に資産を増やしたい方にとって、非常に心強い「コア資産」になります。

 

FIREを早く達成したいなら「ブースト」が必要

一方、S&P500だけでは、30代や40代でのFIREを目指すには物足りないと感じるかもしれません。そこで注目されるのが、FANG+やSOXといった高成長が期待されるインデックスです。

ここでは、リターンが高い分、リスクも高くなる点に注意が必要です。

  • FANG+はAIやクラウドに強い企業に集中(GoogleAmazonなど)

  • SOX半導体関連の代表指数で、成長性が極めて高い

  • 年率20〜30%以上の上昇も狙える反面、下落時のリスクも大きい

成長銘柄は魅力的ですが、「全額をそこに突っ込む」という考え方は非常に危険です。

 

コア・サテライト戦略でバランスを取ろう

コア・サテライト戦略でバランスを取ろう

FIREを本気で目指すなら、「安定と成長のバランスをとる」ことが鍵になります。S&P500のような安定資産を中心に置き、成長株や個別株で一部ブーストを狙うのが賢い方法です。

  • コア資産(S&P500や全世界株式):70〜80%

  • サテライト資産(FANG+やSOX、個別株):20〜30%

こうした「コア・サテライト戦略」によって、リスクを抑えつつも高リターンの可能性も追求できます。

 

投資するのは「今すぐ使わないお金」で

投資するのは「今すぐ使わないお金」で

特にFIREを意識するなら、「どれだけの期間お金を使わずに済むか」が投資判断の大きなポイントになります。

S&P500のようなインデックスは、10年単位で見るとほとんどがプラスリターンになっていますが、短期では大きくマイナスになることもあります。

だからこそ、

  • 5年以内に使う予定のあるお金は投資に回さない

  • 10〜20年後に使うつもりの資金こそ投資に適している

という考え方がとても大切です。

 

個別株は「信じられる企業」を選ぶ覚悟が必要

個別株は「信じられる企業」を選ぶ覚悟が必要

インデックス投資と違い、個別株には「自動で入れ替えられる仕組み」がありません。企業が成長し続ける保証はなく、長期保有するには強い根拠と信念が求められます。

長期保有に適した個別株の特徴は次の通りです。

AppleMicrosoftなど、一部の企業は長年にわたって優良企業であり続けていますが、こうした銘柄を見極める力が必要です。

 

まとめ:FIREへの道は「早く」かつ「確実に」

FIREへの道は「早く」かつ「確実に」

FIREを目指すなら、「早く達成したい」という気持ちと、「長く続けたい」という現実の両方に向き合う必要があります。

  • S&P500は安定成長で土台を固める

  • 成長株や個別株で資産形成にブーストをかける

  • 投資対象は「今すぐ使わないお金」に限定する

  • 個別株は「信じ続ける理由」がある企業を厳選する

これらを意識すれば、「早さ」と「安心」の両立が可能になります。
焦らず、しかし攻めの姿勢も忘れず、自分だけのFIREロードマップを描いていきましょう。

 

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